設定のお話
今回は設定のお話です。
「6を掴んだ」
こんな話を聞いたことがある人は多いと思います。しかし、本当にそれは設定6なのでしょうか?
設定6って、たぶん私たちが思っているほど使われてないんです。その理由を簡単にジャグラーを使ってご説明します。
どこのホールでも多く置いてあるジャグラーシリーズ
大体設定1の機械割が97%前後、設定6の機械割が107%前後です。
ということは、利益を取ろうとすると1が3台に対して6が1台という設定の入れ方をしないといけません。
しかしパチンコ店というのは、営業をするだけで莫大な経費がかかってきます。
ということは、上記のような割合で設定を入れたのでは赤字になってしまいます。
さらに、この計算だと設定6と設定1が同じだけ稼働する事が前提になってきます。
普通に考えたら、設定6は稼働しても、設定1は稼働しませんよね?
極端な話、設定1を9台、設定6を1台使ったところで、設定6だけが稼働して他の設定1が稼働しなければ、全く意味がありません。
そう考えると、設定6って入れる必要があるのでしょうか?
10台に1台6があって、のこり9台が1、みたいなお店に打ちに行きますか?
行きませんよね?
逆に、ジャグラーシリーズの設定3の機械割は100%前後になっています。
ということは、設定1と3を入り混じらせる方が、なんとなく出ている雰囲気になるんですよね。
人間とは面白いもので、どんな状況であっても比較出来るものを探しています。
10台ジャグラーがあって、5台が1のようなデータ、5台がそれよりも良さそうなデータなら「半々ぐらいで設定を入れているのかな?」となりますよね。
パチンコ店にとって、重要なのは「見せ台を作って期待させる」という事ではなく「設定の入ってない台をいかに稼働させるか」なのです。
そう考えると、数十台を犠牲にしなくては投入出来ない設定6、犠牲になった台が稼働しなければただただ赤字に繋がる設定6を好き好んで使うお店なんてないですよね?
もちろん香川県は現在5.5枚交換が主流となっているので、実際にはもう少し設定状況は良いのでしょうが、それでも6を1台使うなら、4や5を2台使った方が色んな面でメリットがあるのです。
最近の台は特に設定確定演出があるものが多く、456確定演出が出ればそれだけで「設定が入っている!」となるわけで、わざわざ6を入れなくても、4で十分だったりするワケです。
もちろん、それでも設定6を使っているお店やイベントはあると思います。
しかし、設定6を、高設定を追い求めるあまり、真実を見失っている人はかなり多いと思います。